認めること 許すこと ナルトの柱間とか

なら…イズナはなぜ死んだ?!

頼めるのは親友のお前だけだ この里を…うちはの名を…守ってくれ

アレはただの夢の話だと思っていた…掴もうとすれば出来ないことはなかったってのにオレは…

僕はナルトが好きだ。最初は本当に興味がなかったが度々ネットでコラを見て面白かったのと、写輪眼という目を持ったキャラがかっこいいと思った。なぜなら赤と黒の組み合わせの目、ロックでかつヴァンパイアみたいでかっこいいと思ったからだ。

まず最初に俺が興味深いと思うのは柱間とマダラだ。子供の頃友達同士だったが敵一族同士ということが分かってしまう。柱間は諦めなかったがマダラはやはり戦うことを選ぶ。その時写輪眼が開眼するのだが、それは友を失った悲しみ、柱間を失ってしまった悲しみからだった。やはり俺はマダラは柱間を無二の友人だと思ってた事、敵だと分かって戦わなければならない運命にあるのがそれだけ悲しかったんだな、と思った。今は冷酷キャラだが心の奥底はそうでないのかな、と思った。マダラでさえ”掴もうとすれば出来ないことはなかったのに”と言っている…夢を諦めないで。そして柱間、やっぱり長老キャラと言うか完璧人格のキャラなんだが…ずっとマダラのことを優しいやつ、と信じ続けているのが凄いと思う。何故そんな事を言えるのか。弟を殺すか自殺するかどちらかにしろ、と言われて、やはりお前は優しいやつだ、と言えるのが凄い…人の良い所を見てそれを信じ続ける。凄く尊敬するしかっこいい。サスケに話しかけた時も、奴は優しいやつだ、お前を殺さなかったのはイズナに似ていたからだ、と言う。どうしたらそこまで悪人だと思える人のいい所を信じ続けられるの?そんな人になりたいと思う。いや、なろう。でもその見本になる人が実際に周りにいないからな…もし会えれば素晴らしいことだと思う。

俺の好きなキャラはイタチ、シスイ、柱間、そしてサスケだ。サスケは俺の自己投影…かな。そしてイタチ、シスイ、柱間は自己犠牲や愛、そして信じることが出来る心、優しさを持っているから。

一巻から普通に読み進めていったんだがやはり僕の好きな場面はイタチやサスケが出てくるところだ。サスケの憎しみ、分かる気がした。そしてイタチは哲学的な深いことばかり言っていてその部分は俺にさらに興味をもたせた。心理学で言う自己投影というやつか。62巻で穢土転生のイタチ、サスケ、カブトが戦うのだがここは俺に衝撃を与えた。俺がずっと心に疑問に思っていること、葛藤が描かれていたと思う。自分を許すこと、そして認めること。俺は大学に入ってから自分の魅力のなさに悩んでいた。自然に友だちができると思ったら一人もできない、俺はシャイ過ぎて誰にも話しかけられない。孤立してしまったのだ。その頃はずっと俺はどうしてこんなに”足りない”のか考えてたなぁ。暗いしコミュ力は皆無。魅力がどうしてこんなに無いのか、と考えていた。中高の最後の方以外はずっとオタクっぽいグループというか、そういうのに属してたからなぁ。高校の最後のほうで小峰とかとつるみ始めた。あの時は楽しかった。小峰ともっとずっと連絡とり続けたかったなぁ。今頃元気にしているかな。学校の先生になりたいと言ってたが俺はあいつはそんなのに収まるやつじゃないと思ったがなぁ。会社の社長になりそうだと思った。親が金稼いでるっぽいしあいつもそれなりに稼げるはず。そんな事よりナルトの話に戻ろう。

イタチがカブトに諭す場面。カブトの気持ちはめちゃ分かるし俺はこの場面を読んでから心理学とかマズローウィキペディアとかを読んで自分を許す、認めることがどういう事なのか少し学んだ。どこでも自分を許しましょう、とは言うが具体的にどうやって認めるのか、許すのかは書いていなかった。今でも分からないまま。俺は多分何故自分自身を認められないのかというと親の影響があると思う。攻めている訳ではないが、やはり親の教育、家庭環境は個人の成長に大きく影響する。やっぱ父親がもっと出来る、これじゃダメだ、とか言ったのを思い出す。その時は特に何も思わなかったがやはり俺が同じような思考をしている、という事はそれが原因なんだろう。過去の俺と比べて成長していたかどうかを見るべきだったんだろう。俺はありのままの俺でいい、そういった事に気づかせてくれなかったから俺はこうなんだろう。だから俺は自分自身を認めることを学びたいのだが未だにその具体的な方法が分からない。

他に大切なことは…諦めない意思、だと思う。俺は二年以上毎日チャートの勉強をし続けた。結果は残せなかったが、努力を続ける才能というものが重要なのだ。”思考は現実化する”に書いてあったと思うが、100回失敗してさらに続ける人の中には天才が芽生えている、らしい。だがただ闇雲に努力するのではなく、失敗の原因をしっかりと分析して正しく効率的に努力して行こう、というのもとても大切だと思う。意味のない事をずっと続けていてもそれは努力かも知れないが結果に結びつかないと意味が無い。思考は現実化する、は英語で”think and grow rich”であって"work hard and grow rich"じゃないんだよ。大体の今の俺は”思考は現実化する”を読んで作り上げられたと思う。大学生の若い時にこの本に出会って良かった。この本を読んでいなかったら夢に向かって頑張る、という事が分からなかっただろう。

俺の性質はクレッチマーの言う粘着性気質だったと思う。最近読んだのだがかなり当てはまっていて驚いた。俺には二つの面があった。恨みを持つ面と、そこから抜け出したい、ストレスがない境地に達したい。そのためには恨みを解き放つこと、自分を認めることや無我の境地に達するために学びたい、という気持ち。この狭間の葛藤が続いている。

そして最後に、覚えて欲しいのは、そのままの自分でいいんだ、という事を学んで欲しい。多分これを読んでる皆は俺と同じ問題を持っていないかもしれない。そうならそれは素晴らしい事だ。ありのままの自分をさらけ出すと多分問題が解決していくんじゃないかな。心のなかの葛藤など…特に子供がいる人には、色々と敏感になって欲しいと思う。ありのままの子供を認めてあげてくれ。子どもの教育についての本を読むのもおすすめだと思う。分からないことばかりだと思うが自分で全て学んでいく必要はない。分からないことは子供教育に詳しい人の本を読んで学べるのだ。そういった人の本でなかなか良い事を言っているのを見たことがある。寂しそうにしていたり反抗していたら、優しい言葉をかけて欲しいのだと思う。たまに子供は酷い事を言って親の反応を見ているのだと思う。どれ位優しくしてくれるのか。でもそんな状況にならないように子供を愛していればさらにいいと思う。